【感動】俺の嫁は、最後まで子供の心配しながら俺に謝り続けて一人で逝った。

 

医局を辞める決意をしたよ。娘を連れ帰ると決めたので、少しでも娘と一緒にいる為に。

週休3日の自由診療のクリニックへの入職も決めた。

休みが多く早く帰宅できて、当直やオンコールのない職場ならなんでもよかった。

教授室のドアをたたき事情を説明した。

教授はドロップアウトする俺を、汚物でもみるような目でみて「いいから早くここから出て行きなさい」と言ったのを最後に目もあわせてくれなかった。

上の先生達にも、数時間なじられた。

赴任先の病院を急に辞める事で迷惑かけるので、血の気の多い先輩には殴られた。

 

 

退局後、祖父母に心からのお礼を言って娘を連れ帰ってきた。

小さな仏壇も用意して、その前が娘のお気に入りの場所になった。

昼間は保育園にあずけたり、嫁の実家にあずけたりして新しい仕事を始めた。

早いと4時、遅くとも6時には帰る事ができるクリニックだったので、娘とすごす時間は格段に増えた。

包○手術から植毛、美容外科までなんでもやった。

大学の同期の連中からは白い目で見られ続けた。

その手のクリニックが今よりはるかにあやしいイメージの時代だったので。

 

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