彼女「父があなたに話があるらしい。実家にきて」俺「お、おk…」→ビビリながら挨拶に行ったら、彼女父「お願いがあります(泣)」

嫁父の会社が軌道に乗り独立する事が決定したため、後は俺達が一緒になる事が最大の親孝行と考えた。

勤務が終わって家に帰り、夕飯を食べて一息ついた時、俺は意を決して話しはじめた。
俺「なあ、嫁のお父さん会社がまた安定してきて良かったのう」
嫁「そうだね、お父さん張り切ってたよ、これからだって」

俺「これで俺達の周りにあった心配事は無くなったな」
嫁「うん」

俺「俺、こういう時のために色々考えたんじゃが…」
嫁「何?」

俺「今度は…俺達が幸せんなって親を安心させたろうや」
嫁「…(次の台詞がもう分かるのか、小刻みに震えて少し涙目)」

俺「言うのが遅れて済まん、俺と…結婚しよう」

 

 

嫁は俺が言い切るか切らないか位で抱き着いてきて大声をあげて泣いた。
俺は嫁の頭を泣き止むまでただ優しく撫で続けた。
嫁が泣き止んでから俺は嫁に聞いた。

俺「もう分かっているけど、答えを聞かせてくれる?俺と結婚しよう」
嫁「うん!よろしくお願いします」
年末に広島へ帰った時、俺の両親にこの事を報告。
両親は大層喜ぶと、俺母が嫁を呼んで優しく抱いた。

俺母「嫁ちゃん、お母さんいなくてもよう頑張ったね。これからはウチがお母さんじゃけぇ、存分に甘えんさい」

嫁はここでもまた声をあげて泣いた、俺と俺父ももらい泣き。

俺父「バカタレが、男がそう安々と泣くなや」
男「泣きながら言われても説得力無いわ」

翌日には嫁父も広島へ来たので報告。
嫁父も涙を流して喜んだ。

以上、プロポーズのお話でした。

 

 

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