【復讐】台風のような先輩風、先輩の失敗は全部俺
それでも見習いだからとがまんして4年半、もういいや習うべきことはもうないと自分の実家に帰って、それからが本当の修業だったかな。
親父は厳しく、いろいろ注意され怒られ、しかし我慢なんて全然しなくて返って心地よかったよ。
なにせ練習するのに嫌みは言われないし、時々こそっと見に来てる程度で邪魔しないし。
それどころか見守ってくれてるからなんか安心だし。
それで、皆が出る、コンクールで先輩たちぶち抜いて表彰台に上がりました。
上から先輩たちが良く見えて、手を振りピースサインしてあげました。
次の年からその先輩たちの姿はコンクールから消えました。
たまにコンクールを見に来ていたのを捕まえて「勝負しますか?」っていうと苦笑いでそそくさと消えました。
12人いた従業員の6番目だったのですが、私が辞めて私の後輩たちが皆辞めたそうです。
私というワンクッションあったのが急になくなり、後輩たちへと行ったんだろうか?後輩たちにはすまないことをした。
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