末期ガンのトメ「カラダが痛い‥もう頑張りたくない」私「もう頑張らなくていいよ、よく頑張ったね」→旦那『なんで俺を待ってくれなかったんだ!』私「えっ」→なんと…
年末に既に体が動かせない、寝返りすら補助のいる姑が錯乱しながら
「タヒにたくない、帰りたい」
と廊下に這っていたらしい。
「息子さんを付き添わせてください」
と夜中に呼び出しを受けた。
旦那は「眠い」と嫌がったが、叩き出した。
そして朝、交代する時に
「タヒにたいと泣かれた…辛い」
と旦那は自宅に帰った。
意識もロクにない姑は外を見たがったのでベットの上をあげて座らせた。
ずっと手を握っていた。
私がトイレに行って帰ると、虫の息だった。
大声で私は叫んだ。
記憶があまりないが、ずっと姑に謝ってた。
「がんばらなくていいと言ったけど、せめて旦那がくるまで頑張って!!ごめんね、がんばれっていってごめんね」
そしてタヒんだ。
旦那は娘を連れて来た。
趣味の洗車をしていたらしい。
「なんで俺を待ってくれなかったんだ」
という言葉がむなしく響いた。
葬式の間も旦那は役に立たなかった。
ただ俺の身内を動かすな、お茶くらいいれろと私に怒鳴った程度だった。
晴れていたのに出棺の時だけ雪が降った。
雪なんて珍しい地域なのに綺麗だった。
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